
斉藤健一(さいけん)
「英会話力」もUPする!?英語ライティングのすヽめ
最近よく「自由英作文を見て下さい」と言われるようになったので、
あわせて自分自身でも毎日ライティングをしています。
英語を書く練習は、本当におススメです!
確かに母国語だと、話す練習としてわざわざ「書く」ことはあまりしません。
しかしそんな母国語でも、「書く」ときがありますよね。
代表的なのは「結婚式のスピーチを頼まれた時」です。
学生だとピンとこないかもしれませんが、
「全校集会で生徒の前で挨拶するよう頼まれた時」をイメージして下さい。
ほとんどの人が、まず「書く」はずです。なぜでしょうか。
なぜ、「話して」と頼まれたのにまず
「書く」のでしょうか。
それは
「書く」ことで、話す内容や順番を視覚化して内省したいからです。
「この順番だと分かりにくいなー」
「この言葉の方がいいかなー」
「このたとえは無駄だなー」
視覚化してウ~ンとうなりながら、ブラッシュアップしていきたいんですよね。
母国語なんだから、そんなことしなくても大丈夫、っという訳ではないです。
なぜならほとんどの人にとって、大衆の前でのスピーチというのは
不慣れなことであり、
間違ってはいけない状況であり、
普段使わない言葉遣いを強いられる場であるからです。
この
「不慣れ・間違ってはいけない・普段使わない言葉」
3つが揃ったら、母国語でも崩れますよね。
流暢性は失われ、文法も崩れ、声は小さくなり、ぐだぐだになってしまいます。
だから書いたり一人で予行練習したりして準備するんです。
これって、英語を話す状況と似ていませんか?
多くの人にとって、英語を話すというのは、
不慣れだし、間違えにビクビクしてるし、普段使わない言葉を使うということ。
なので、準備しましょう。
母国語だって準備する時はまず「書く」んです。
「書く」ことが、英会話の準備にもなります。
もちろん書いただけで終わってしまうともったいないので、
英語を話す機会を作り、(オンライン英会話などで簡単に機会は作れます!)
「このテーマで話そう」と前もって決めて書いて準備しておく。
それを試して反応を見て、会話終了前に原稿を見せて
発音や文法などをチェックしてもらい、修正してまた別の人に試す…。
この繰り返しです。
僕の場合はアカデミックライティングなので、原稿をネイティブチェックだけして終わる時もあります( Poligoという添削サイトを10年くらい使っています)が、
スピーキングを集中的に鍛えていた時期は、
書く→英語話者Aに話してみる→そのまま添削してもらう→訂正したもので練習→英語話者Bに話してみる
をひたすら色々なテーマで繰り返していました。
「話せるようになりたいんだから書いても意味がない」と思っていた人!
ある程度内容があることを話したいのなら、書いて練習すること、おススメですよ!